【カメルーン通信No.22】

 

【カメルーン通信No.22】

~ペットボトルランプ~

私がやっている活動の一つにペットボトルランプというものがあります。ペットボトルの中に水を入れて、それを天井に取り付けて太陽の光を使って部屋を明るくするというものです。カメルーンに来た当初、昼間でさえ家が暗いのが気になり、考えた結果活動の一つにすることにしました。

しかし、結論から言うとこれ自体はうまくいきませんでした。部屋は確かに暗いけれど昼間は畑に行ったり、暗ければ外に出たりするから必要無いようでした。本当のニーズ、本当に明かりが欲しいのは停電時の夜だと。そこで同期の隊員に電気系統の詳しい隊員が居たので、協力してもらいソーラーパネルを使った夜用のペットボトルランプを開発?しました。

屋根に穴をあけて固定します。

屋根上電気
中からだとこんな感じです。

屋根電気内部

以前アエラムックの神戸学院大学の号で取材して頂いた時の写真です。

電気

かなり四苦八苦しましたが一応形にはなり普及活動することにしました。団体を作り、宣伝をし、設置をする。今でも急に部品が手に入らない等の問題は起きますが、一緒に働いているカメルーン人の方一人でも作成から設置まではできるようになりました。

現在はエコアジョンからかなり離れているベン村という所を中心に活動しています。というのもこの村には電気がありません。夜は灯油ランプを毎日使っており、明るいうちに食事などは全て済まし、基本早く寝るそうです。それが毎日です。そう考えると停電が頻発するとはいっても電気があるエコアジョンはまだ恵まれています。

この活動でペットボトルランプをどれだけ設置できるかはわかりませんができるだけ多くの家庭に設置していきたいです。

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