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【マレーシア通信No.13】

 

【マレーシア通信No.13】

世界一混雑するイミグレーション~

私が住んでいるジョーホールバルは、マレーシアの南部に位置しています。ジョホール州の中の一つの街です。この街はシンガポールに一番近いことで有名で、私の部屋からもシンガポールの建物が見えます。

マレーシアからシンガポールに行くには電車、バス、タクシー、自家用車などの方法があります。残念ながら、私は車でしか行ったことがありません。約1キロのコーズウェイ(マレーシア、シンガポール間のジョホール水道にかかっている橋)を渡って国を行き来します。距離的には短いのですが、時間がとてもかかることで世界的に有名です。ニュースで「世界一混雑するイミグレーション」と紹介されていて、なるほどと納得しました。(私たちはイミグレと言っています。)

先日、シンガポールに出かけたときのことです。ジュロン(シンガポール)という南西部に位置する街からシンガポールのイミグレまでは20分ほどで到着しました。その時の自宅までの距離を見ると残り14キロと出ていました。不吉な予感がしました。いつも、残り14キロ付近で渋滞に遭うからです。その日も思った通りでした。ナビの14キロが全然減りません。30センチ、50センチと少しずつ、少しずつ、車を進めました。

空港2

気が付くと2時間が経っていました。シンガポールのイミグレは、私の家から12キロなので、2キロ進むのに2時間かかったということです。運転をしているので、寝るわけにもいかず、何もできず、ただ車を少しずつ進めました。ぼんやりしていると他の車がどんどん割り込んでくるので、前の車との間を開けないようにしなければなりません。また、バイクも右から左から自由に走行するので、油断できません。

やっと窓口に着き、スタンプを押してもらって抜けるのに30分かかりました。シンガポールのイミグレを通過するのに2時間30分かかったということです。しかし、その後のコーズウェイは何事もなかったかのように、ビュンビュン走ることができました。マレーシアのイミグレも10分ほどでした。シンガポールのイミグレで行列をしていたあんなにたくさんの車はいったいどこへ行ったのか、とても不思議に思いました。橋は1本だけなので、途中で違う所に行くはずがありませんから・・・。

空港1

結局その日は、シンガポールのジュロンから自宅まで、2時間50分程かかりました。距離は30キロ程です。これまでで、一番長くかかったのが3時間でしたので、ワースト記録更新とはいきませんでした。ただ、同僚は4時間を超えた経験があるらしいです。歯医者の予約時刻に間に合わなかったとか・・・。本当に国境を越えるのは大変です。

 イミグレの通過の仕方を説明します。マレーシアから行く場合は、まずマレーシアのイミグレに入ります。窓口はたくさんあります。どこでも自由に選ぶことができます。空いているところを直感的に選ぶのが時間短縮のコツです。前の車に乗っている人が多いと貧乏くじを引いたことになります。乗車している人の数だけパスポートのチェックがあるからです。人数が多いとそれだけ時間がかかります。わたしはいつも「隣の芝生は青い」状態です。

 それが終わるとコーズウェイを走ります。空いていると5分くらいですが、ぎっしり詰まっていると1時間以上かかります。橋の真ん中が国境のようです。マレーシア側では車のことをkereta、シンガポールに入るとcarの表示に変わります。

シンガポールの税関では車の荷物検査があります。何か悪いものを持ち込んでいないかチェックしているようです。その後、パスポートチェックがあります。それで、やっと終了です。シンガポールからマレーシアへ行く場合は反対のことを行います。

 マレーシアからシンガポールへ働きに行っている人が多いので、平日の朝晩はとても混みます。特にバイクの数に驚きます。バイクレーンを横4列ぐらいで隙間なく走っています。まるで、砂糖に群がる蟻のようです。反対にシンガポールからはマレーシアに買い物に来る人が多いです。物価が3分の1ぐらいだからです。休日の夕方は買い物帰りのシンガポーリアンの車がイミグレに入りきらず、道路に長い行列ができているほどです。

空港3空港4

 ヨーロッパ旅行をしたときに、いつ国境を越えたのかわからないことが多く驚きました。社会情勢や国の考え方によるのでしょうが、大きな差を感じました。マレーシア、シンガポール間はセカンドリンクもありますが、混雑解消はまだまだ先のことのようです。

 

 

 

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